YOSEMエTE紀行


2005年9月30日(金)〜10月10日(月)延べ11日間
本多(記録)・清水(奈良労山)


9/30
 pm16:15KANSAI出発−am10:40LOS到着。(11時間半・時差16時間)空港からShuttle Busで地下鉄乗り場へと。これがなかなか大変であった。どのBusに乗れば良いか?どうやって切符を買えば良いか?一ツ一ツに時問と手間が掛かる。私は清水さんに頼りっぱなし。地下鉄の中は黒人だらけ。自転車まで乗ってくるのでビックリ。結局地下鉄切符を渡す人が居なくて、日本に持ち帰る。地下鉄2回乗り変えUnion Stationに着く。その後Yosemiteまでのチケットを取るのにまた時間が掛かった。先に予約が必要だったみたいである。清水さんの英語力と粘りで切り抜けた。だが待ち時間12時間程もあるが、荷物が重たくて動きが取れない。Station内のレストランで豪華な(最初で最後)タ食とする。まだまだ時間がある。後が長い。外に灰皿があり時間潰しに煙草を吸っていると、外人が寄って来て、煙草をくれと言うので一本渡す。他に2人が寄って来た。1対1で向き会うのは怖いものがある。椅子にずーっと座っていると、体が悲鳴を上げてくる。「早く横になりたいよ〜」と。


10/1
 やっと夜行Bus(am1:25)が来た。またこれが大きくて長い。枕なんか持参の人もいる。それに夜間なのに冷房が入っている。「これはなんじゃー」と叫
びたくなる。アメリカ人は脂肪が多いので大丈夫なのか?不思議である[3時間15分間]。Amtrak(am4:55)に乗り換える。これがまた縦も横も大きい2階建列車。ガラ空きなので、ゆっくりと横になる[2時間50分間]。最後のBus(am9:00)と乗り継いて、Yosemite Lodgeに[2時間50分間]、am11:48やっと到着。Camp4には昼過ぎに着く。今日はレスト日で、福原さん、万福さん、豊島さんが迎えてくれる。ゆっくりテントで寝るつもりが、歩いて10分程と開いて登りに行く事になる。SwanSlabのGrant’sCrack(5.9)。後無料のShuttle Busで、無料のシャワーへ行く。さっぱりした。ショップでコブラ(世界で一番安いビール=0.75$)を買い、テン場でお蝶りしながらタ食(コック長=万福さん)とする。これからなのに、到着で終わった感がある。長い一日


10/2
 マルチ6ピッチ登る。Manurepile ButtressのAfter Six(平均5.7)。万福−清水−本多。am7:45取り付−am10:45終了。出だしの5.7は昨日より難しく感じられるが、後は快適である。レンタカーで移動して、午後からかの有名なEL Capitan(1095m)花崗岩としては世界最大の一枚岩である。Noseの下部(5.6)で遊ぶ。隣では、外人がアブミとユマールを使って、ドラム缶みたいな大きなザックを背負いながら荷揚げの練習をしている。帰り際、たき火用の薪を拾いながら車に戻る。4時過ぎにテン場に戻り夕食とする。私はビール1本で十分である。pm19時過ぎ眠くて仕方ないので一人先に寝る。pm22時頃起きたが、皆寝たみたい。外で一人、本でHalf Domeの事を調べる。夜空は星で満杯。流れ星を見るが、願い事は間に合わない。明日も天気。


10/3
 今日は明日の事を考慮して、レスト日にする。テントの場所替えの為列ぶ。日陰なので寒くて寒くてならない(1時間程)。Camp4から歩いてVisitor Centerまで行く(豊島さん、清水さんと私)。途中Yosemite Fa11sを見るが水が無い。黒い跡だけ(春がべストらしい)。一番の目的、両替所を探すがなかったので、一番金持ちの万福さんに200$換えて賞う。ショップでHalf Domeの地図を買う。昼からシュラフ干し、豊島さんの毛染め手伝い、そしてシャワ−へ。pm20時から22時までには皆寝る。食べ物も質素倹約。特に安いジャガイモとセロリを使った料理が多い。体には良い生活である。だからか?3人共体が引き締まってきた様に見える。今日から冷え込みがきつく、夜にはたき火が欠かせない。私はダウンのインナー上下を着てボンレスハム状態となる。


10/4
 いよいよHalf Dome(2695m)へ。ネットで調べた所、往復で12時間掛かるとの事。万福さんの愛情一杯のサンドイッチを持ってCamp4を後にする(am6:45)。Shuttle Busで出発地点のHappy Islesへと(バスがなかなかこない)。
 hppyIsles(am7:45)出発。清水さんと私は、片道12.4kmに向かって歩きだす。長い道のりである。1.6km程入った所から二つのルートに分かれ、Nevada Fa11sの上で合流。若干距離が長いが比較的傾斜の緩いコースを選択するが、いきなり斜度のきついスイッチバックが始まる。ヒィヒィ言いながら登っていると、後方から十頭ばかりの馬が追いつき、馬糞を撒きながら過ぎていく。下に注意して歩いていると、水たまりに薄氷が張っている。こんなに歩いても流れる汗はない。しばらくして視界が開け、まだ水量が残るNevada Fa11sが姿を現す。しばらく歩き滝の上に出る。緩やかなMeced Riverが流れており、子鹿物語の景色みたいである。ここに何時間もボーとしておりたい気分になるが、先を急ぐ身としてはそうもいかない。川沿いにフラットな道が続く。川沿いを離れると砂地が出てきて歩きづらいが、Half Domeが見え隠れして、気力が再充填されていくようだ。Little Yosemite Va11eyあたりから、斜度は緩いのですが、長い長い登りの連続になる。ようやく林を抜けると、Half Domeが目の前に迫って見える、見晴らしの良い場所に出た。pm12:00なので昼食とする。疲れもピークに達してきているのでしばしの休息。頂上まで後少しの道のりに思えたが、最後の難所に出会う。木もまばらな岩山、それもかなりの斜度がある。一歩一歩ゆっくりと岩でできた階段を登る。大きさ、高さが、まちまちなので足にくる。途中から突然階段が途絶え、2級位の岩登りとなる。足を滑らしたら「あっー」と言う間に、谷底に転落するだろう。何とか登りきると、目の前にHalf Domeの頭が、そびえ立つ。ここまで来たら木は生えておらず、のっぺりした剥きだしの岩肌です。両脇は氷河に削られた放物線状のつるっとした斜面になっている。まるで滑り台みたいである。皆ここで大休憩をしているが、私はそこそこにして、持ってきた軍手をはめ登り始める。Dome頂上に向かって、ケーブルが備えてある。距離約200m、太さ1.5cmくらいの鉄製のワイヤーが、幅90cm程離れて2本張られている。約2m間隔で岩壁に打ち込まれたアンカーに寄って支えられている。アンカーの根本には幅10m程の枕木が渡されており、ここに足をかけて斜度約50度前後を登る。登りも下りも一緒なので、やりにくい。太った外人とすれ違う場合は、私がワイヤーの外に出た。思ったより早くケーブルを登る事ができた。約15分で頂上に立つ(pm13:00)。頂上は意外と広くて平たい、両側がこんもり盛り上がっている。まるでグランド場が作れそう。なんだか物足り無いくらいであるが、360度のパノラマは圧巻である。残念ながら写真は真っ白となっていた。下りはワイヤー1本で懸垂のごとく降りた。10分も掛からなかった。5〜9月以外はケーブルが撤去され、登はんは無理となる。後は来た道を帰るだけ。
登りに比べて下りの楽な事この上ない。Happy Isles(pm18:10)到着。約10時間30分である。Shuttle Busがすぐ来て、テン場に帰る(pm18:45)。温かい夕飯が待っていた。今から考えると、もっとゆっくり景色を眺めてきたら良かったと思う。帰る時間を気にしすぎた。[往復27.4km。標高差1463m]


10/5
 昨日疲れたので、レスト日に当てたが結局ハイキングへ。私と清水さんは、Shuttle BusでMirror Lakeを見に行く。道中木々が被さって、もののけ姫が出て来そうな雰囲気である。歩いて居ても、とても寒い。最も奥にひっそりとたたずむ小さな湖の予定だったが、残念ながら水が全くない。本では鏡のような湖とあったが・・・。早ばやに後にする。Shuttle Busで移動して、ショップを覗く。そして帰ってCamp4で昼食。後その辺をブラブラする。意外と日本人が多いのにビックリ。pm15時過ぎにシャワーヘ。結構シャワーに入れるので、私はとても嬉しい。後3日がんばって登ろうと!。


10/6
 Pat and Jack PinnacleのGolden Needles(5.8・3星)2ピッチ。Nurdle(5.8・4星)。Knob Job(5.10b・3星)25m。万福−清水−本多。New Diversions CliffのNiversions(5.10a・5星)35m。福原−本多。これが一番面白かった。上部スラブで、大きなダイクが点在しているのを繋げていく。フリー要素が大である。


10/7
 今日は、皆レスト日。午前中シャワーとシューズを買いに行く。(万福さんお薦めの日本では売ってない=コヨーテ・レースアップ=80.8$)午後から福原さんの計らいで、清水さんと3人で登りに行く。SunnysideのBench Jamcrak(5.9・3星)2ピッチ。前が詰まっていて、1ピッチの終了点、太陽がSun・Sunと当たるBenchで休憩。名前の由来がピッタンコ。私が難ぎした5.9を装備無しでフリーソロで登り、またクライミングダウンする若者がいる。レべルが違いすぎるよ〜。


10/8
 午前中に歩いて30分位の所ヘ、最後の登りに行く。Camp4 Wa11のDoggie Diversions(5.9・3星)。Doggie Deviations(5.9・3星)。福原−本多。
 その後清水さんと私は、帰る準備の為岩場を離れテン場ヘ。そして急いでシャワーへ。今日は土曜日のせいか観光客が多い。Shuttle Busの中も満員御礼状態。Camp4を早めに出て、Yosemite Lodgeの中のショップを覗きながら、Bus(pm17:20)を待つ。万福さんと豊島さんが見送りに来てくれる。ありがとうね。行きと同じように、Bus−Amtrak−Busと乗り継ぎ、地下鉄でL0S空港へ。「あ〜またかー」と、行く前から嫌になる。道中、公衆電話から直接日本に電話出来るとの事なので、遊んでみるが誰も出ず、テープが流れるのみ(1$コイン=5分間)。チョット寂しい気がした。日本が恋しいよ〜。


10/9
 早朝空港に着き、pm13:40LOS出発便を永遠と待つ。


10/10
 pm17:50KANSAI到着予定が遅れて、18:10頃到着。家には21時過ぎ着く。やっと長い旅が終わる。アメリカ大陸は遠かった。



諸経費
   航空券(空港税込み。往復)      76,720円
   関空ー桜ノ宮(往復)          2,320円
   損害保険ジャパン            5,130円
   煙草(2カートン)           3,400円
   豪華なタ食(カードで)         4,033円
   チケット(往復)(カ−ドで)      9,773円
                  計  101,376円


   地下鉄(往復)             6.00$
   Camp4(7日× 5$)      35.00$
   食事代(7日×10$)        70.00$
   個人の食べ物             29.85$
   お土産(個人分含む)        117.02$
   地図。その他             11.82$
                  計  269.69$


  *外貨両替     1$=115.91円(関空で)
  *Tax      7.750%     


(HONDAより)